vol.1-3 最初に覚えておきたいGoogleアナリティクス3大基礎用語
vol.1-2ではGoogleアナリティクス上で正確なアクセス解析ができるようビューやフィルタについて解説しました。
これでアクセスを解析するための下準備が整ったのでいよいよ本題に入っていきます。
しかし、実際にアナリティクスのレポート画面を見ると、分からない用語や機能がズラッと並んでいます。そのため、アナリティクスを十分に活かし切れていないサイトやユーザーがとても多いです。
今回は最初に覚えておきたいGoogleアナリティクス3大基礎用語について解説します。
Googleアナリティクスの連載シリーズ
vol.1-1 Googleアナリティクスの登録と設定方法
vol.1-2ビューとフィルタで内部トラフィックを除外する
vol.1-3 最初に覚えておきたいGoogleアナリティクス3大基礎用語
アナリティクス3大基礎用語
Googleアナリティクスをマスターするためには基礎用語の理解が必要です。
まずはレポートで基本となる3つの指標を覚えましょう。
“なんとなく”で進めてしまうと解析が曖昧になってしまいます。それぞれ意味の違いを理解して覚えて下さい。
ユーザー
最も分かりやすそうですが、”ユーザー”のイメージから入ると間違えてしまいます。
アナリティクスでの「ユーザー」は、ブラウザ単位でカウントされます。
例えば、
同じパソコン(スマホ)からあるサイトを閲覧した場合、一人で閲覧しても家族全員で閲覧しても、そのサイトのユーザーの数は「1」です。
しかし、一人でもIE、Chrome、Firefoxの3つのブラウザからそれぞれ閲覧するとユーザーの数は「3」となります。
また、パソコンとは別にスマホからも閲覧するとさらに加算されます。
アナリティクスではCookieを用いてユーザーを識別しています。
そのため、Cookieを削除しない限り、2年間は同じユーザーとしてカウントされます。
月のユーザー数の計算方法は、毎日見ていようが、月に1回であろうが、同デバイス同ブラウザからの閲覧であればユーザー数は「1」となります。
ページビュー(PV)
ページビューは「ページが見られた回数」を表します。
ページが表示される度にカウントが増えるため、ページをリロード(再読み込み)してもページビューは増えることになります。
ページビューは計算方法がシンプルなので、サイトが見られているか否かがページビューの数値に直結します。
レポートを見る際は必ずチェックするように心がけましょう。
セッション
セッションは「訪問数」を表します。
サイトを訪れてから離脱するまでを1セッションとします。
しかし、「離脱」と判断されるポイントが3つあります。
1. 30分間何も操作しない
サイトを訪問して30分間、何も操作をしないとセッションが切れ、離脱したとみなされます。
30分以上経って何か操作をした場合は新しいセッションとしてカウントされます。
2. 日付が変わった場合
サイトを訪問し閲覧している際に日付が変わった場合、新たにセッションがカウントされます。
3. 参照元が変わった場合
参照元というと難しいですが、簡単にいうとサイトを訪れる際の経路です。
例えば、最初に検索からサイトを訪れ、30分以内に離れ、今度はSNS等のリンクから訪れた場合は参照元が変わるため別なセッションとしてカウントされます。
まとめ
Googleアナリティクスで必ず目にする3大基礎用語についてまとめました。
一見すると、それぞれの名称が異なるので違いが分かるように思えますが、セッションとページビューが混同してしまったりなど意外と分からなくなってしまいます。
アクセス解析は正確性が求められるので「なんとなく」は禁物です。
一つずつ覚えていきましょう。